2024年09月27日
21カルディアFC LT1000Sを買って巻きノイズの調整をしてみた話
~これまでのあらすじ~
MxTxNには魚の釣り方がわからぬ。
けれどもリールの巻き心地に対しては、人一倍に敏感であった。
~これからのあらすじ~
21カルディアを買いました。
色々調整してみてそこそこいいリールに仕上がりました。

そう、21カルディア買ったんですけどね、このブログ記事書いたはいいものの写真撮ってねーわ、次バラした時撮るか・・・って下書きにしたまま、ついに1年ぐらいバラさなかったのでもういつ次のカルディアが出てもおかしくない時期になってしまいタイムリーさを逃したブログ記事になってしまいました。
そう、21カルディア買ったんですよ。
でもリールの巻き心地に人一倍敏感なので、ジャリジャリした感じが超気になったんですわ。
わかるかな、ダイワ機にこれ感じている人は多そうなんだけど。
低速でハンドルを回してみると妙に重たいのはマグシールド由来かなと思うのでそれはまあマグ抜きすればいいんですが、いったいどこが由来なのかわからぬ巻きのノイズ、特にジャリジャリした感じが気になって、こりゃ、う~ん・・・と。
このノイズは、21カルディアが発売された当時から釣具店の店頭展示品を回してみて感じていて、新品時からこれか・・・と正直なところ購買意欲があまり沸かない機種でした。
じゃなんで買ったのって話なんですがね、自分のエリア用リールの入れ替えで1000~2000番ノーマルギアが1台欲しくなり物色してたんですよ。
でもこれと言って予算と物欲のバランスが取れた機種が無く、次の型のヴァンフォードが出るまでリールが足りないまま我慢するか、なんか適当なリールを繋ぎで買うか、って所へ・・・
中古の21カルディアFC LT1000Sが安く手に入れられる状況が沸いてきたので・・・
よし、じゃあ敢えて21カルディアを買ってみて、あの巻きノイズがなんなのか確かめて、ノイズが消せるなら自分で調整してみよう、っていうめんどくさいオタクの気分になってしまい
my new gear...
しました。
早速届いたリールをチェック。
ジャリジャリしたノイズはやっぱりこの個体にもありました。
リールの巻きノイズの発生源ってのは、普通は主にギアとベアリングの2か所から。
他にも原因となる部分はあるけど、まあざっくりね。
このカルディアはギア由来と思われるゴリ感はほんの少し、巻き心地に人一倍敏感な俺で気にするかしないか程度の、かるーいギアノイズ。
分解してみると歯面に摩耗があるようには見受けられる。

じゃあベアリングがダメになってんのかな?とこの時は見当を付けたんですが・・・
ここでいきなり解決したトコを書いちゃいますが、今回は全く別角度のジャリ感の主原因に辿りつきました。
試しにね、別のリールのハンドルを付けてみたんですよ。
で、そっちのハンドルで巻くとジャリ感が7割減ぐらいで消える。
・・・は?
純正ハンドルを付けて回すとまたジャリジャリ。
えっ?全然ちゃうが・・・???
二つのハンドルの違いは、ノブ内にベアリングが入っているか、入っていないか。
カルディアのハンドルは、入っていない方。
で、試しにカルディアのハンドルノブの樹脂カラーをベアリングに置き換えてみると・・・
やっぱりノイズがなくなる!
え~~~~っ、あのジャリジャリの大部分、ハンドルノブの樹脂カラーから来とったんかい!
これにはびっくりしました。
たとえばですけど、昔の15ルビアスのハンドルも21カルディア同様にノーベアリングの樹脂カラーでした。
が、少なくとも15ルビアスには21カルディアに見られたようなノイズは全く出ていなかった。
その15ルビアスの樹脂カラーの部品コードは「110411」。
21カルディアの樹脂カラーの部品コードを調べると・・・これも「110411」
つまりね、これは同一のパーツなんです。
なのにこんなに差があるなんて・・・不思議・・・
ちなみにこのカルディアの前オーナーはカスタムハンドルを使用していたため、カルディア純正ハンドルはほぼ新品状態でした。
でまあ、この1件のみのお話で多くのデータから得られた結論じゃあない、根拠に乏しい推測ですが・・・
もしかして部品(樹脂カラー)の品質が落ちたか、ハンドルシャフトとカラー間の寸法がキツいか、シャフトの表面がザラついてる・・・?
樹脂カラーの品質か寸法が原因ならベアリングに交換すれば解決だし、シャフト表面が原因ならコンパウンドで磨けば解決するはず。
俺はてっきりボディ内部の問題だと思っていたし、実際ボディ内部由来のジャリジャリはまだ3割残ってるのでアレですが・・・
まあ、もう、なんかよくわからんが・・・
少なくとも自分のカルディアはハンドルノブに2BB追加することでジャリジャリノイズ減に成功しました。
同様にジャリ感が気になってる人はノブベアリング追加を試してみてくれ。
でも、やっぱ普通はこれボディ内部のどっかノイズだと思うんだよなぁ・・・
で、今度はボディの中身ということで手元のカルディアは早速バラされ・・・
バラ・・・

バラせねぇじゃん!
モノコック機種の分解には城峰釣具店の必殺仕事棒IIを使ってたんですが、なんと21カルディアの左側プレートには寸法が合わず。
ネットで瞬間接着剤のカバーを加工したら開けられる的なのを見たので試したんですが・・・

あまりにもプレートが固く締まっており瞬接のカバーはあえなく爆散しました。

というわけで、IOSのディスクレンチPROをポチって開けました。
IOSのでもちょっと寸法ギリギリ気味で、うまくハマってなかったり力加減ミスって滑ったら傷付くので注意が必要かなと思います。

で、手元のカルディアはようやくバラされ・・・

モノコックシリーズの内部のシンプルさには惚れ惚れしますね。
例えば、20ルビアスのリヤーキャップスクリューがオシュレートのガイドポストも兼ねる設計を見たときは、マジで感動しましたよ。
ダイワ、こういうトコほんと凄い。
で、ギアはピニオンに腐食って程でもないけどちょっと変色が。

中古品ということもあり、駆動部のベアリング5個は巻き心地に人一倍敏感な自分基準で全滅判定。
残ってた3割のジャリジャリはここかな。
全滅判定とはいえまだ使えるレベルで、ひとまずノイズはオイルである程度誤魔化すことが出来るので、洗浄してそのまんま使用。
各部洗浄し、パパッと組み上げました。
マグ抜きで単純に巻きが軽くなってるし、お高い値段のオイルのおかげでベアリングノイズは気にならない程度に消えたんですが、残るギアノイズが当初の状態より目立って出てきてしまってちょっと考えることに。
リールをあちこち傾けて巻いてみると、スプールを下にした姿勢でゴリ感が消えることに気付きました。
ということはローター=ピニオンが常に上に押された状態を作ればいいのです。
ピニオン下部にはウェーブワッシャーが入っているので若干ピニオンが上下に動くんですが、これを平シムに置き換えてクリアランスをキッチリ調整してみると・・・
ブルズアイ!ゴリ感ほとんど消滅!
今どきの多くのスピニングリールのピニオンギア下部にはウェーブワッシャーが採用されていますが・・・
そこがガタつきやノイズの一因になることもあるようで、ウェーブワッシャーをキャンセルして平シムで調整するチューンがある、というのはこういうことなんですね。
これは効果あるわ。
これにて、巻き重りも無くジャリ感も無い、21カルディアの真のクオリティが発揮される状態を作りだせました。
ちなみに後ほど(9か月後)、駆動系ベアリングの新品を手配して組み込んでみた所・・・
ほとんどリトリーブノイズの無いカルディアが爆誕しました。

中古品でここまでやれるなら、新品状態を調整したらかなりいい線いけるんでは・・・
さすがに上位の機種には逆立ちしても勝てませんが。
ローターナットBBの有無とローターの重量って壁があります。
21カルディア1000Sのローター重量は約38gあります。
上位の軽量機種はだいたい30g前後なので、3割増しの重さ。

軽量ローター機種の巻きの軽さは言わずもがななので、もしエアリティとかのローターがポン付けできるならあるいは・・・?
誰かやってみてくれ。
しっかし、ここまで化けてくれるなら・・・というか、もし吊るしでこのクオリティの巻きになるのなら、エリア用リールとして21カルディアは大いにアリと言えるリールだったんだなぁ、と。
しばらく使ってみて思ったけど、巻き感の良さと掛けた時の巻き上げパワーはいい線いってます。
でもまあ、最初の方にも書いたけどもう次のカルディアが出てもおかしくないので、今更感はある・・・
MxTxNには魚の釣り方がわからぬ。
けれどもリールの巻き心地に対しては、人一倍に敏感であった。
~これからのあらすじ~
21カルディアを買いました。
色々調整してみてそこそこいいリールに仕上がりました。

そう、21カルディア買ったんですけどね、このブログ記事書いたはいいものの写真撮ってねーわ、次バラした時撮るか・・・って下書きにしたまま、ついに1年ぐらいバラさなかったのでもういつ次のカルディアが出てもおかしくない時期になってしまいタイムリーさを逃したブログ記事になってしまいました。
そう、21カルディア買ったんですよ。
でもリールの巻き心地に人一倍敏感なので、ジャリジャリした感じが超気になったんですわ。
わかるかな、ダイワ機にこれ感じている人は多そうなんだけど。
低速でハンドルを回してみると妙に重たいのはマグシールド由来かなと思うのでそれはまあマグ抜きすればいいんですが、いったいどこが由来なのかわからぬ巻きのノイズ、特にジャリジャリした感じが気になって、こりゃ、う~ん・・・と。
このノイズは、21カルディアが発売された当時から釣具店の店頭展示品を回してみて感じていて、新品時からこれか・・・と正直なところ購買意欲があまり沸かない機種でした。
じゃなんで買ったのって話なんですがね、自分のエリア用リールの入れ替えで1000~2000番ノーマルギアが1台欲しくなり物色してたんですよ。
でもこれと言って予算と物欲のバランスが取れた機種が無く、次の型のヴァンフォードが出るまでリールが足りないまま我慢するか、なんか適当なリールを繋ぎで買うか、って所へ・・・
中古の21カルディアFC LT1000Sが安く手に入れられる状況が沸いてきたので・・・
よし、じゃあ敢えて21カルディアを買ってみて、あの巻きノイズがなんなのか確かめて、ノイズが消せるなら自分で調整してみよう、っていうめんどくさいオタクの気分になってしまい
my new gear...
しました。
早速届いたリールをチェック。
ジャリジャリしたノイズはやっぱりこの個体にもありました。
リールの巻きノイズの発生源ってのは、普通は主にギアとベアリングの2か所から。
他にも原因となる部分はあるけど、まあざっくりね。
このカルディアはギア由来と思われるゴリ感はほんの少し、巻き心地に人一倍敏感な俺で気にするかしないか程度の、かるーいギアノイズ。
分解してみると歯面に摩耗があるようには見受けられる。

じゃあベアリングがダメになってんのかな?とこの時は見当を付けたんですが・・・
ここでいきなり解決したトコを書いちゃいますが、今回は全く別角度のジャリ感の主原因に辿りつきました。
試しにね、別のリールのハンドルを付けてみたんですよ。
で、そっちのハンドルで巻くとジャリ感が7割減ぐらいで消える。
・・・は?
純正ハンドルを付けて回すとまたジャリジャリ。
えっ?全然ちゃうが・・・???
二つのハンドルの違いは、ノブ内にベアリングが入っているか、入っていないか。
カルディアのハンドルは、入っていない方。
で、試しにカルディアのハンドルノブの樹脂カラーをベアリングに置き換えてみると・・・
やっぱりノイズがなくなる!
え~~~~っ、あのジャリジャリの大部分、ハンドルノブの樹脂カラーから来とったんかい!
これにはびっくりしました。
たとえばですけど、昔の15ルビアスのハンドルも21カルディア同様にノーベアリングの樹脂カラーでした。
が、少なくとも15ルビアスには21カルディアに見られたようなノイズは全く出ていなかった。
その15ルビアスの樹脂カラーの部品コードは「110411」。
21カルディアの樹脂カラーの部品コードを調べると・・・これも「110411」
つまりね、これは同一のパーツなんです。
なのにこんなに差があるなんて・・・不思議・・・
ちなみにこのカルディアの前オーナーはカスタムハンドルを使用していたため、カルディア純正ハンドルはほぼ新品状態でした。
でまあ、この1件のみのお話で多くのデータから得られた結論じゃあない、根拠に乏しい推測ですが・・・
もしかして部品(樹脂カラー)の品質が落ちたか、ハンドルシャフトとカラー間の寸法がキツいか、シャフトの表面がザラついてる・・・?
樹脂カラーの品質か寸法が原因ならベアリングに交換すれば解決だし、シャフト表面が原因ならコンパウンドで磨けば解決するはず。
俺はてっきりボディ内部の問題だと思っていたし、実際ボディ内部由来のジャリジャリはまだ3割残ってるのでアレですが・・・
まあ、もう、なんかよくわからんが・・・
少なくとも自分のカルディアはハンドルノブに2BB追加することでジャリジャリノイズ減に成功しました。
同様にジャリ感が気になってる人はノブベアリング追加を試してみてくれ。
でも、やっぱ普通はこれボディ内部のどっかノイズだと思うんだよなぁ・・・
で、今度はボディの中身ということで手元のカルディアは早速バラされ・・・
バラ・・・

バラせねぇじゃん!
モノコック機種の分解には城峰釣具店の必殺仕事棒IIを使ってたんですが、なんと21カルディアの左側プレートには寸法が合わず。
ネットで瞬間接着剤のカバーを加工したら開けられる的なのを見たので試したんですが・・・

あまりにもプレートが固く締まっており瞬接のカバーはあえなく爆散しました。

というわけで、IOSのディスクレンチPROをポチって開けました。
IOSのでもちょっと寸法ギリギリ気味で、うまくハマってなかったり力加減ミスって滑ったら傷付くので注意が必要かなと思います。

で、手元のカルディアはようやくバラされ・・・

モノコックシリーズの内部のシンプルさには惚れ惚れしますね。
例えば、20ルビアスのリヤーキャップスクリューがオシュレートのガイドポストも兼ねる設計を見たときは、マジで感動しましたよ。
ダイワ、こういうトコほんと凄い。
で、ギアはピニオンに腐食って程でもないけどちょっと変色が。

中古品ということもあり、駆動部のベアリング5個は巻き心地に人一倍敏感な自分基準で全滅判定。
残ってた3割のジャリジャリはここかな。
全滅判定とはいえまだ使えるレベルで、ひとまずノイズはオイルである程度誤魔化すことが出来るので、洗浄してそのまんま使用。
各部洗浄し、パパッと組み上げました。
マグ抜きで単純に巻きが軽くなってるし、お高い値段のオイルのおかげでベアリングノイズは気にならない程度に消えたんですが、残るギアノイズが当初の状態より目立って出てきてしまってちょっと考えることに。
リールをあちこち傾けて巻いてみると、スプールを下にした姿勢でゴリ感が消えることに気付きました。
ということはローター=ピニオンが常に上に押された状態を作ればいいのです。
ピニオン下部にはウェーブワッシャーが入っているので若干ピニオンが上下に動くんですが、これを平シムに置き換えてクリアランスをキッチリ調整してみると・・・
ブルズアイ!ゴリ感ほとんど消滅!
今どきの多くのスピニングリールのピニオンギア下部にはウェーブワッシャーが採用されていますが・・・
そこがガタつきやノイズの一因になることもあるようで、ウェーブワッシャーをキャンセルして平シムで調整するチューンがある、というのはこういうことなんですね。
これは効果あるわ。
これにて、巻き重りも無くジャリ感も無い、21カルディアの真のクオリティが発揮される状態を作りだせました。
ちなみに後ほど(9か月後)、駆動系ベアリングの新品を手配して組み込んでみた所・・・
ほとんどリトリーブノイズの無いカルディアが爆誕しました。

中古品でここまでやれるなら、新品状態を調整したらかなりいい線いけるんでは・・・
さすがに上位の機種には逆立ちしても勝てませんが。
ローターナットBBの有無とローターの重量って壁があります。
21カルディア1000Sのローター重量は約38gあります。
上位の軽量機種はだいたい30g前後なので、3割増しの重さ。

軽量ローター機種の巻きの軽さは言わずもがななので、もしエアリティとかのローターがポン付けできるならあるいは・・・?
誰かやってみてくれ。
しっかし、ここまで化けてくれるなら・・・というか、もし吊るしでこのクオリティの巻きになるのなら、エリア用リールとして21カルディアは大いにアリと言えるリールだったんだなぁ、と。
しばらく使ってみて思ったけど、巻き感の良さと掛けた時の巻き上げパワーはいい線いってます。
でもまあ、最初の方にも書いたけどもう次のカルディアが出てもおかしくないので、今更感はある・・・
2024年03月12日
21ソアレXR C2000SSHGとHEIGHTENスプールのドラグワッシャーをフェルトにした話
~これまでのあらすじ~
21ソアレを手に入れたはいいものの、使ってみるとハイレスポンスドラグの出方が好みではなかったのでどうにかしたい。
どうもドラグワッシャーを替えるだけで良さそうなので、そうしたい。
というわけで、カーボンワッシャーのハイレスポンスドラグをデチューンして従来のフェルトワッシャーをインストールしたというお話です。
まずは20ヴァンフォードC2000Sのドラグワッシャーを注文。
ソアレは派生機なんだからどうせドラグワッシャーのサイズも一緒でしょ、と安易に考えたのが間違いだった。
サイズ、違った(悲)
改めて分解してドラグワッシャーを取りだし、手持ちのリールのドラグワッシャーと比較。
すると16ストラディックCI4+C2000Sのドラグワッシャーと同じサイズ。

というわけで、16ストラのドラグワッシャーを注文し直しました。

取り付けも動作も問題なし。
基本的にドラググリスは城峰釣具店のユルネバを塗ってて、このズルズル感が好きなのでフェルトの動作が性に合うのです。
無事目論みは達成されたのでした。
ついでにとはなんだが、タイトルにも書いてあるHEIGHTENのスプールことも。
ソアレのスペアスプールとして、中華互換スプールのHEIGHTEN・S-27スプールを調達。

安いから仕上げとかはそれなりかな、と思ったけど、普通に使えるスプールでした。
で、このスプールもカーボンワッシャー搭載で同様にドラグの出方が好みでは無かったため、フェルトワッシャーをインストール。
サイズはやはり16ストラのものと同一でした。
というわけで、21ソアレとHEIGHTEN・S-27スプールのドラグの出方が気になっている人は、16ストラディックCI4+C2000Sのドラグワッシャーを仕入れて試してみてね。
釣具屋さんで、
「部品番号4番 シマノパーツナンバー102ZG ドラグ座金」
を注文してみてください。
あと何年かはパーツ供給があるはず。
まあ、ドラグの出方なんて好みだけど、そもそもの話ドラグワッシャーって消耗品でしかも安いので(ステラのものでも220円)、年1回ぐらいで気軽に換えていきたいパーツですね。
21ソアレを手に入れたはいいものの、使ってみるとハイレスポンスドラグの出方が好みではなかったのでどうにかしたい。
どうもドラグワッシャーを替えるだけで良さそうなので、そうしたい。
というわけで、カーボンワッシャーのハイレスポンスドラグをデチューンして従来のフェルトワッシャーをインストールしたというお話です。
まずは20ヴァンフォードC2000Sのドラグワッシャーを注文。
ソアレは派生機なんだからどうせドラグワッシャーのサイズも一緒でしょ、と安易に考えたのが間違いだった。
サイズ、違った(悲)
改めて分解してドラグワッシャーを取りだし、手持ちのリールのドラグワッシャーと比較。
すると16ストラディックCI4+C2000Sのドラグワッシャーと同じサイズ。

というわけで、16ストラのドラグワッシャーを注文し直しました。

取り付けも動作も問題なし。
基本的にドラググリスは城峰釣具店のユルネバを塗ってて、このズルズル感が好きなのでフェルトの動作が性に合うのです。
無事目論みは達成されたのでした。
ついでにとはなんだが、タイトルにも書いてあるHEIGHTENのスプールことも。
ソアレのスペアスプールとして、中華互換スプールのHEIGHTEN・S-27スプールを調達。

安いから仕上げとかはそれなりかな、と思ったけど、普通に使えるスプールでした。
で、このスプールもカーボンワッシャー搭載で同様にドラグの出方が好みでは無かったため、フェルトワッシャーをインストール。
サイズはやはり16ストラのものと同一でした。
というわけで、21ソアレとHEIGHTEN・S-27スプールのドラグの出方が気になっている人は、16ストラディックCI4+C2000Sのドラグワッシャーを仕入れて試してみてね。
釣具屋さんで、
「部品番号4番 シマノパーツナンバー102ZG ドラグ座金」
を注文してみてください。
あと何年かはパーツ供給があるはず。
まあ、ドラグの出方なんて好みだけど、そもそもの話ドラグワッシャーって消耗品でしかも安いので(ステラのものでも220円)、年1回ぐらいで気軽に換えていきたいパーツですね。
2023年08月26日
大森製作所 ダイヤモンド マイコンNo.1を買って使ってみた話
~これまでのあらすじ~
釣りの帰りに釣具店の中古コーナーを見に行ったら、すっごく綺麗なマイコンNo.1を激安で見つけてしまったのでお持ち帰りしちゃった。

最初に書いておくと、別にオールドリールが格別に好きだとかって気持ちは持ち合わせちゃあいないんですが、釣具好き、リール好きとして、目の前に興味深いモノが転がっていたら手に取ってしまうじゃないですか。
今までも折に触れ、大森こそホンモノとか、そのような評価を目にしてきたので。
ま、巡りあってしまったなら使ってみようかな、ってことで。
クッソ安かったし。
現場でも不具合は無いか一通りチェックはしたけど、持ち帰って改めて分解チェック。

どうも、当時淡水で数回だけ使ってあとは倉庫にでも放り込んであったと思われるような状態。
外観もごく一部に塗装ハゲがある程度で綺麗そのもの。
回転が重いかなと思ってたのはグリスが古くなっていただけ。
粘土みたいになってたグリスを落としてみると、各パーツは綺麗なまま。
ピニオン受けの部分に詰まって固まってたグリスというか最早スラッジだけは非常にやっかいでしたが、何とか落として新しいグリスとオイルをインストール。
2個しかないベアリングにも特に不調はなく、洗浄してそのまま使用。

リールの構造自体は非常に簡単。サクッとばらせるしサクッと組めます。
ローターを取らなくても内部にアクセスできるのが楽でいい。
オイル部分はひとまずレビテーションのNULL EXライトを、ギアには城峰のPグリス01を、その他箇所のグリスはシマノのSHIP-0(DG06)を入れました。
ドラグは材質不明のワッシャー4層構造。

リールを組んでみて、ラインはPE0.4号をインストール。
この手のリールは糸ヨレに弱いので、モノフィララインだとトラブルが多くなりがち。
でもPEラインは極端なヨレが掛かってない限りはそう言ったトラブルとは無縁、というのが持論。
なので、ダイワシマノ以外のリールを使う時はだいたいPE入れてます。
するとだいたいトラブルレスで使えてます。
ただしこのスプール形状は・・・気持ち少なめどころかガッツリ少なめに巻いた方が良いとスピンフィッシャーSSで学んでいるので、これぐらいに抑えた。

15釣行ほど使ってみて全くライントラブルを起こさなかったので(ホントに0回)、もうちょい下巻き入れてもよかったかな、とラインを巻き替えるタイミングで攻めてみた所・・・

ラインテンションの掛かるルアーなら問題なかったんだけど、レッドペッパーナノのパニックアクションというラインテンションが全く掛からない釣りをしたところ、ラインがふかふかに巻かれたことでキャスティング時のエアノットが多発。
こりゃアカン、と再び下巻きを調整。

ついでにデコボコだった巻き形状も、時々糸を手で巻いて調整することでちょっとはマシに。
スピンフィッシャーSSで培ったテクニックは役に立ったよ、あの日の俺・・・
この程度のライン部の径でハンドル1回転62cmぐらいの巻き取り。
おおむね現代の1000~2000番ノーマルギアぐらいですかね。
実用充分や。
ラインを巻き終えてから、スプール上部のノブ(ドラグノブではない)を外して糸巻き形状調整ワッシャーを1枚抜き、ちょっと前寄りになるように調整。
(・・・したけど、これはしてもしなくてもよかったかも)
オーバーホール後にニゴイとケタバスとバスを釣って使い心地を確かめましたが・・・
正直ナメてました。
トラブル一切なしなのはもう当たり前として、投げて巻く、掛けて釣るという動作にストレスが無い。

特に巻き心地の軽さ、滑らかさ、ノイズの無さにビックリ。
はっきり言って、自分基準でエリアトーナメントですら「使える」レベルの巻きです。
よもや40年も前にこれほどの完成度のリールが存在していたとは・・・
なるほど、噂に違わぬ良いリールでした。とても気に入ってしまった。

ちょっと手を加えた方がいいなと思ったのは、ラインローラーとドラグ。
当初、ラインローラーは指で強く押して回すとちょっとだけ回る程度。
回るというか、ズレるというか。
試しにマジックで目印を付けて釣りをしたところ、一応は釣りの最中に少しづつでも回っていることが判明。
ラインローラーに糸溝が出来ないよう、魚掛けたときとか高負荷時にちょっとずつでも回転してくれていれば、まあいいかな、と思っていたんですが・・・
ただねー、ニゴイでギュンギュンドラグを出されるファイトを連発した後でラインローラーを触ったら、ほんのりと暖まっていたんですわ。
糸が溶けて切れる程の温度まではいかないだろうけど、ちょっと怖かったので・・・

液体コンパウンドでラインローラーの内側をちょっと磨いた。
これで抵抗を減らしてみると、指で軽くなぞるだけでクルッと回転する程度に改善。
スリーブにはレビテーションのNULL EXライトを使用。
これでラインローラーは解決。
で、ドラグ。
当初は、滑り始めに固着して引っかかり、ドラグが作動し始めるとスムースに出るという状態。
この初期の食いこみが厄介で、30分ほどドラグの作動が無いと固着。
なので、魚を釣っていないときは定期的に糸を引き出して固着しないようにするってのと、緩めにドラグを設定しておかないといけない。
でも結局、固着が原因で糸が出ずに1度魚に切られてしまった。
洗浄してドラググリスを塗りなおすと、滑りはスルスルになったけど別の問題が発生。
今度のは、言葉でうまく説明しにくいんですが・・・
ドラグが作動すればするほど一定の所までドラグ力が上がっていく、という現象。
手で糸を持って、ジッ、ジッ、ジッと断続的に糸を引き出していくと、どんどん糸の出がキツくなり、ドラグノブで最初に設定したとこからドラグ力が上がっていっている状態。
これに関してはどうもドラググリスが原因。
最初にOHした時、ドラグワッシャーがカピカピだったんですよね。
干からびてるだけかと思ってドラググリスを塗ったんですが、どうも乾式というのが正解だったようで、改めてドラグワッシャーを洗浄して乾式にしてみるとこの問題は起きなかった。
というわけで、(間違ってたらゴメンナサイだけど)純正ワッシャーは乾式だったようです。
でも結局、滑り始めの固着が改善できなかったので、ドラグワッシャーの材質そのものを変えてみることに。
まずは、テフロンのシートがあったのでそれを切り取ってインストール。
サイズ(厚み)の都合上、4枚のうち2枚を交換。

ハサミで切り取ってポンチで穴を開けたので見た目は非常に酷いもんだが、こんなん面の圧力が発生すればいいし、まあ自分のリールだしってことで。
すると、ドラグの滑り問題は完全に解決。
初期の固着は無くなったし、滑りもスルスル。
だが、これでは終わらない・・・
先に書いた厚みの都合上ってのは、純正ワッシャーの厚みは1mmに対し、テフロンのシートはもっと薄い。
恐らく0.5mm以下。
この薄いテフロンドラグワッシャーに置き換えるとどうなるかと言うと・・・
ドラグユニットの厚みが薄くなってしまうため、ドラグノブを目いっぱい締めても締め付けが足りず、ある程度のドラグ力以上は掛からなくなってしまったという。
恐らくMAXで1kgに遥かに足りていないはず。
4枚中2枚交換しただけでコレなので、4枚とも薄いテフロンにすると完全に締め付け不足でドラグが掛けられず、エリアトラウトかアジングぐらいしか出来なくなるでしょう。
それは困る。
次の手は、市販の硬質フェルトシートを買ってきて入れてみること。
メのフォロワーさんに教えてもらったシートがamazonで売っていたのでポチー。
前回のテフロン切り抜きでコンパスカッターの必要性を感じたので、それも100均で買ってきた。

で、切り抜いてみると、外径は良かったんですが・・・
コンパスカッターが最低1mmからしか切れなかったオチで内径をくりぬくことが出来ず。
結局内径の穴はデザインナイフとハサミで整えることに。
このフェルトワッシャー自作は大正解でした。
初期の固着は解消され、作動は現代リールと全く遜色ないスムーズさ。
ドラグユニットの厚みが純正より若干薄くはなるので最大ドラグ力は落ちましたが、PE0.4号で戦う相手に必要十分ぐらいは確保。

(上から純正、テフロン、フェルト)
ちなみにこれにはきちんとドラググリスを使用。
城峰のユルネバをインストール。
これで何の憂いも無く実釣で使えるようになりました。

多少手の掛かるリールでしたが、まあ弄るのが好きでやってる面もありますし?
というわけで、マイコンという頼もしい相棒を手に入れた!
俺たちの戦いはこれからだ!
釣りの帰りに釣具店の中古コーナーを見に行ったら、すっごく綺麗なマイコンNo.1を激安で見つけてしまったのでお持ち帰りしちゃった。

最初に書いておくと、別にオールドリールが格別に好きだとかって気持ちは持ち合わせちゃあいないんですが、釣具好き、リール好きとして、目の前に興味深いモノが転がっていたら手に取ってしまうじゃないですか。
今までも折に触れ、大森こそホンモノとか、そのような評価を目にしてきたので。
ま、巡りあってしまったなら使ってみようかな、ってことで。
クッソ安かったし。
現場でも不具合は無いか一通りチェックはしたけど、持ち帰って改めて分解チェック。

どうも、当時淡水で数回だけ使ってあとは倉庫にでも放り込んであったと思われるような状態。
外観もごく一部に塗装ハゲがある程度で綺麗そのもの。
回転が重いかなと思ってたのはグリスが古くなっていただけ。
粘土みたいになってたグリスを落としてみると、各パーツは綺麗なまま。
ピニオン受けの部分に詰まって固まってたグリスというか最早スラッジだけは非常にやっかいでしたが、何とか落として新しいグリスとオイルをインストール。
2個しかないベアリングにも特に不調はなく、洗浄してそのまま使用。

リールの構造自体は非常に簡単。サクッとばらせるしサクッと組めます。
ローターを取らなくても内部にアクセスできるのが楽でいい。
オイル部分はひとまずレビテーションのNULL EXライトを、ギアには城峰のPグリス01を、その他箇所のグリスはシマノのSHIP-0(DG06)を入れました。
ドラグは材質不明のワッシャー4層構造。

リールを組んでみて、ラインはPE0.4号をインストール。
この手のリールは糸ヨレに弱いので、モノフィララインだとトラブルが多くなりがち。
でもPEラインは極端なヨレが掛かってない限りはそう言ったトラブルとは無縁、というのが持論。
なので、ダイワシマノ以外のリールを使う時はだいたいPE入れてます。
するとだいたいトラブルレスで使えてます。
ただしこのスプール形状は・・・気持ち少なめどころかガッツリ少なめに巻いた方が良いとスピンフィッシャーSSで学んでいるので、これぐらいに抑えた。

15釣行ほど使ってみて全くライントラブルを起こさなかったので(ホントに0回)、もうちょい下巻き入れてもよかったかな、とラインを巻き替えるタイミングで攻めてみた所・・・

ラインテンションの掛かるルアーなら問題なかったんだけど、レッドペッパーナノのパニックアクションというラインテンションが全く掛からない釣りをしたところ、ラインがふかふかに巻かれたことでキャスティング時のエアノットが多発。
こりゃアカン、と再び下巻きを調整。

ついでにデコボコだった巻き形状も、時々糸を手で巻いて調整することでちょっとはマシに。
スピンフィッシャーSSで培ったテクニックは役に立ったよ、あの日の俺・・・
この程度のライン部の径でハンドル1回転62cmぐらいの巻き取り。
おおむね現代の1000~2000番ノーマルギアぐらいですかね。
実用充分や。
ラインを巻き終えてから、スプール上部のノブ(ドラグノブではない)を外して糸巻き形状調整ワッシャーを1枚抜き、ちょっと前寄りになるように調整。
(・・・したけど、これはしてもしなくてもよかったかも)
オーバーホール後にニゴイとケタバスとバスを釣って使い心地を確かめましたが・・・
正直ナメてました。
トラブル一切なしなのはもう当たり前として、投げて巻く、掛けて釣るという動作にストレスが無い。

特に巻き心地の軽さ、滑らかさ、ノイズの無さにビックリ。
はっきり言って、自分基準でエリアトーナメントですら「使える」レベルの巻きです。
よもや40年も前にこれほどの完成度のリールが存在していたとは・・・
なるほど、噂に違わぬ良いリールでした。とても気に入ってしまった。

ちょっと手を加えた方がいいなと思ったのは、ラインローラーとドラグ。
当初、ラインローラーは指で強く押して回すとちょっとだけ回る程度。
回るというか、ズレるというか。
試しにマジックで目印を付けて釣りをしたところ、一応は釣りの最中に少しづつでも回っていることが判明。
ラインローラーに糸溝が出来ないよう、魚掛けたときとか高負荷時にちょっとずつでも回転してくれていれば、まあいいかな、と思っていたんですが・・・
ただねー、ニゴイでギュンギュンドラグを出されるファイトを連発した後でラインローラーを触ったら、ほんのりと暖まっていたんですわ。
糸が溶けて切れる程の温度まではいかないだろうけど、ちょっと怖かったので・・・

液体コンパウンドでラインローラーの内側をちょっと磨いた。
これで抵抗を減らしてみると、指で軽くなぞるだけでクルッと回転する程度に改善。
スリーブにはレビテーションのNULL EXライトを使用。
これでラインローラーは解決。
で、ドラグ。
当初は、滑り始めに固着して引っかかり、ドラグが作動し始めるとスムースに出るという状態。
この初期の食いこみが厄介で、30分ほどドラグの作動が無いと固着。
なので、魚を釣っていないときは定期的に糸を引き出して固着しないようにするってのと、緩めにドラグを設定しておかないといけない。
でも結局、固着が原因で糸が出ずに1度魚に切られてしまった。
洗浄してドラググリスを塗りなおすと、滑りはスルスルになったけど別の問題が発生。
今度のは、言葉でうまく説明しにくいんですが・・・
ドラグが作動すればするほど一定の所までドラグ力が上がっていく、という現象。
手で糸を持って、ジッ、ジッ、ジッと断続的に糸を引き出していくと、どんどん糸の出がキツくなり、ドラグノブで最初に設定したとこからドラグ力が上がっていっている状態。
これに関してはどうもドラググリスが原因。
最初にOHした時、ドラグワッシャーがカピカピだったんですよね。
干からびてるだけかと思ってドラググリスを塗ったんですが、どうも乾式というのが正解だったようで、改めてドラグワッシャーを洗浄して乾式にしてみるとこの問題は起きなかった。
というわけで、(間違ってたらゴメンナサイだけど)純正ワッシャーは乾式だったようです。
でも結局、滑り始めの固着が改善できなかったので、ドラグワッシャーの材質そのものを変えてみることに。
まずは、テフロンのシートがあったのでそれを切り取ってインストール。
サイズ(厚み)の都合上、4枚のうち2枚を交換。

ハサミで切り取ってポンチで穴を開けたので見た目は非常に酷いもんだが、こんなん面の圧力が発生すればいいし、まあ自分のリールだしってことで。
すると、ドラグの滑り問題は完全に解決。
初期の固着は無くなったし、滑りもスルスル。
だが、これでは終わらない・・・
先に書いた厚みの都合上ってのは、純正ワッシャーの厚みは1mmに対し、テフロンのシートはもっと薄い。
恐らく0.5mm以下。
この薄いテフロンドラグワッシャーに置き換えるとどうなるかと言うと・・・
ドラグユニットの厚みが薄くなってしまうため、ドラグノブを目いっぱい締めても締め付けが足りず、ある程度のドラグ力以上は掛からなくなってしまったという。
恐らくMAXで1kgに遥かに足りていないはず。
4枚中2枚交換しただけでコレなので、4枚とも薄いテフロンにすると完全に締め付け不足でドラグが掛けられず、エリアトラウトかアジングぐらいしか出来なくなるでしょう。
それは困る。
次の手は、市販の硬質フェルトシートを買ってきて入れてみること。
メのフォロワーさんに教えてもらったシートがamazonで売っていたのでポチー。
前回のテフロン切り抜きでコンパスカッターの必要性を感じたので、それも100均で買ってきた。

で、切り抜いてみると、外径は良かったんですが・・・
コンパスカッターが最低1mmからしか切れなかったオチで内径をくりぬくことが出来ず。
結局内径の穴はデザインナイフとハサミで整えることに。
このフェルトワッシャー自作は大正解でした。
初期の固着は解消され、作動は現代リールと全く遜色ないスムーズさ。
ドラグユニットの厚みが純正より若干薄くはなるので最大ドラグ力は落ちましたが、PE0.4号で戦う相手に必要十分ぐらいは確保。

(上から純正、テフロン、フェルト)
ちなみにこれにはきちんとドラググリスを使用。
城峰のユルネバをインストール。
これで何の憂いも無く実釣で使えるようになりました。

多少手の掛かるリールでしたが、まあ弄るのが好きでやってる面もありますし?
というわけで、マイコンという頼もしい相棒を手に入れた!
俺たちの戦いはこれからだ!
2023年01月24日
22ミラベルC2000Sを買ってエリアトラウト向きチューンをした話
~前回までのあらすじ~
エリアトラウトが好きな割には手持ちのタックル構成が万全ではなく、ノーマルギアで、巻きの軽い、できれば安くて使えるリールが欲しかったので探していた。
2万円以下のリールを色々物色していたけど自分の思想的にパッとするものが無かった所へ、22ミラベルのC2000サイズが店頭に並び始めた。
早速触ってみたところ、これは、という可能性を感じたので・・・
my new gear...

自分がエリアトラウトリールを探していた時に重視していたのは・・・
・自重が軽い
・巻きが軽い
の2点。
自重の軽さはまあそのまんまで、ミラベルC2000Sの180gで充分やなと思ったのでクリア。
しばらく使ってた18カーディフで170gだったからね。
では巻きの軽さとは。
リールをくるくるした時の軽さなんですが、特に巻出しの軽さを重視。
ここに影響するのは、ローターの軽さと睨んだ。
そりゃそうだ、ギアで増速された一番先っぽに付いてグルグル回転してる部分なんだから、ここが軽いに越したことはない。
特にエリアトラウトではハンドル1回転3秒の巻きってのが普通なので、回転の慣性の恩恵が受けられずモロに回転そのものの軽さが問われる。
(巻出しは重いけど、ローターが高速回転するスピードなら巻き自体は軽い、ってのはダメ)
シマノのクイックレスポンスシリーズのリールは基本的にローターが軽いのが特徴なので、最下級とはいえクイックレスポンス機種のミラベルのローターも期待できるはず。
というわけでお店で回してみて、確かに他のリールよりも巻きが軽いな、と購入に至った次第。
で、ミラベルのローター重量はというと・・・

およそ39gと、ギリギリ40gを切ってきた。
シマノ上位モデルや過去のクイックレスポンス機種、ダイワの軽量機種のローター重量がおおむね30g前後で並んでいるという事を考えると、クイックレスポンスを名乗るにはちょっと・・・重い。
いや・・・3割増しって結構重いよな。
ほんとかー?ほんとにクイックレスポンス名乗っていいのかー?
で、リールオタクの先達たちが残してくれたインターネット集合知で、今~2万円で買えるリールのローター重量を調べてみると、おおむねこんな感じ。
21ナスキー C2000 約46g
21アルテグラ C2000 不明
19ストラディック C2000 約43g
アルテグラはわかんなかったけど、2500番で50gらしいしストラディックより軽いことは(巻いた感じの重さからも)なさそうだから、2000番も相応に重いはず。
18レガリス 2000 約46g(参考値・ローターにくっついてるクラッチリング混みの重量かもしれず)
21フリームス 2000 不明
21カルディア 2000 約38g
フリームスは不明だけど、形状が一緒なのでカルディアより軽いってことはないか、同じはず。
ちなみに軽量モデルの参考までに・・・
19ヴァンキッシュ C2000 約28.5g
圧巻の30g切り。
というわけで、クイックレスポンスを名乗るには重いけどコアソリッド機種よりは軽く、軽量化を謳うダイワザイオンVローター機種(21カルディア)とほぼ同等の重さなので、ミラベルの値段を考えればまあ順当に上等かなって印象でした。
ローターの話はおしまい。
で、買ったミラベルにはいきなりバラバラになってもらった。

スプールは27g。

ハンドルは約20.5gと意外と軽く、もうちょっと重いかと思ってたのでびっくり。
16ストラディックCI4+のと変わらなかった。
全分解して・・・

主要部4個のベアリングは洗浄してIOS-02をインストール。
もっと軽いオイルも考えたけど、やっぱノイズ消しもできる02で。
オシュレートギア軸もIOS-02で、歯にSHIP-0。
メインギアは城峰釣具店のPグリス01、メインシャフトもIOS-02で組みました。
ちなみにギアグリスがメインシャフトに付くと、ベアリングがどうの、ローターがどうのとか言ってるのがバカらしくなるぐらい巻きが重くなるので注意。

また、オシュレートギアの下のブッシュにハメてオシュレートギアと連動するようになっているブッシュバネを除去。
どう考えても回転の抵抗になるし、どうしてこのパーツが必要なのか俺にはわからなかった。
ノイズ消しのため・・・?わからん。
ブッシュバネを除去するだけで回転の軽さは上がります。
自分の環境では何か不都合は起きてないですし、構造的に何かが起きるとは思えませんが、まあ真似は自己責任で。
惜しいと思うのが、同じ価格帯で同じS字カム機種の18レガリスだと、オシュレートギアにベアリングが入っているのです。
もしミラベルもここがベアリングなら、もっと巻きが軽くなるのに・・・

オシュレート絡みでもう一つ、摺動子ガイドの棒を液体コンパウンドで研磨。
この作業は自分のリールでは初めてやってみたけど、作業前の表面を爪でひっかいてみるとザラザラと雑な仕上がりをしていたので、恐らく磨いた意味は多少はある気がする。
この作業だけを切りだして、作業前と後での感触を確かめられなかったのが残念。
この液体コンパウンドはリールのパーツ磨くときに良いよって知り合いに教えてもらったんだけど、車やバイクいじりするわけでもないので、俺の人生10回分ぐらいの量があってとても使いきれる気がしない。
ボディはパパッと組み上げて、ドラグ部は城峰釣具店のユルネバをインストール。

ミラベルはベアリング支持じゃないけどさ、ドラグコンディションを保ってればベアリング入ってなくてもちゃんと糸出るから、どんなリールでもドラグメンテナンスはマメにした方がいいぞ。
グリス切れやフェルト死にでドラグコンディション最悪、糸の出がクッソ悪いのに、俺の(ここにお高いリールの名前が入ります)はドラグが最高でよーとか言ってると、ちょっとカッコ悪いからね。
そんなんと比べたら俺のミラベルの方が糸切れんて。
最後に、ラインローラーにベアリングを追加。

740ZZサイズ。
中のラインローラーカラーと入れ替えればOK。
隙間が空くので、市販のベアリング追加セットなどを見てみると追加でカラーやワッシャーを隙間に入れてるのが正解?のようだけど、構造上隙間を埋めなくてもパーツはガタつかないから俺はベアリング入れるだけで済ませた。
重量バランスが崩れて早巻きすると多少ブレを感じるようになる(エリアトラウトで普通に釣りするスピードなら無問題)ので、やるなら自己責任で。
そして組み上げたのがこちら。

ミラベル本体よりもお高いファンネルも付けてみた。
色がマッチしてるので全く違和感ねえな。
初期状態よりちょっと巻きが軽く、スムース&シルキーに仕上がりました。
S字カムの上下のカチカチが気になるけど、もう宿命みたいなもんだからそこは諦める。
早速使ってみた。
ハンドルはファンネルの45mmじゃなくて40mmにしたかったから、余ってたソアレので。

1.5ポンドのフロロを巻いてスプーン・クランクで30匹ぐらい釣ってみた。
リトリーブ中のノイズ・違和感は無く問題なし。
やはり上位クイックレスポンス機種と比べると巻きの軽さは劣るかな。
21アルテグラと巻きを比べたら、ミラベルの方が明確に軽い。
(そもそも、どう考えても仕様がワンランク上で普通ならそっちを買うであろうアルテグラを選ばなかったのって、店頭でアルテグラを巻いてみたときに巻き重りが許容範囲を完全に越えてたからなんだよね。個体差を考慮していろんな店で触ったけど、どれもミラベルに及ばなかった。)
ただし、魚を掛けたときにモロに価格差が露呈して、巻き上げパワーの無さゆえの巻き重りがある。
重いって言っても、上位機種のハイギアリールで魚を掛けたときよりは軽いかなぐらい。
んー、まあ、いうて1万のリールだからな・・・
メインにしてるリールと比べるとそりゃ全然・・・
だけど、いや、でも充分こいつで戦えるわ。
たった1万のリールでこんなに良いもんが使えるのかと考えると、リールの進化は凄まじい。
というわけで俺はこのカスタムした(と言うほどのことはしてないが)ミラベルでエリアガチ勢を薙ぎ払っていくからな。
もしトーナメントに出て上位になったらタックル紹介でミラベル出てくるからな。
エリアトラウトが好きな割には手持ちのタックル構成が万全ではなく、ノーマルギアで、巻きの軽い、できれば安くて使えるリールが欲しかったので探していた。
2万円以下のリールを色々物色していたけど自分の思想的にパッとするものが無かった所へ、22ミラベルのC2000サイズが店頭に並び始めた。
早速触ってみたところ、これは、という可能性を感じたので・・・
my new gear...

自分がエリアトラウトリールを探していた時に重視していたのは・・・
・自重が軽い
・巻きが軽い
の2点。
自重の軽さはまあそのまんまで、ミラベルC2000Sの180gで充分やなと思ったのでクリア。
しばらく使ってた18カーディフで170gだったからね。
では巻きの軽さとは。
リールをくるくるした時の軽さなんですが、特に巻出しの軽さを重視。
ここに影響するのは、ローターの軽さと睨んだ。
そりゃそうだ、ギアで増速された一番先っぽに付いてグルグル回転してる部分なんだから、ここが軽いに越したことはない。
特にエリアトラウトではハンドル1回転3秒の巻きってのが普通なので、回転の慣性の恩恵が受けられずモロに回転そのものの軽さが問われる。
(巻出しは重いけど、ローターが高速回転するスピードなら巻き自体は軽い、ってのはダメ)
シマノのクイックレスポンスシリーズのリールは基本的にローターが軽いのが特徴なので、最下級とはいえクイックレスポンス機種のミラベルのローターも期待できるはず。
というわけでお店で回してみて、確かに他のリールよりも巻きが軽いな、と購入に至った次第。
で、ミラベルのローター重量はというと・・・

およそ39gと、ギリギリ40gを切ってきた。
シマノ上位モデルや過去のクイックレスポンス機種、ダイワの軽量機種のローター重量がおおむね30g前後で並んでいるという事を考えると、クイックレスポンスを名乗るにはちょっと・・・重い。
いや・・・3割増しって結構重いよな。
ほんとかー?ほんとにクイックレスポンス名乗っていいのかー?
で、リールオタクの先達たちが残してくれたインターネット集合知で、今~2万円で買えるリールのローター重量を調べてみると、おおむねこんな感じ。
21ナスキー C2000 約46g
21アルテグラ C2000 不明
19ストラディック C2000 約43g
アルテグラはわかんなかったけど、2500番で50gらしいしストラディックより軽いことは(巻いた感じの重さからも)なさそうだから、2000番も相応に重いはず。
18レガリス 2000 約46g(参考値・ローターにくっついてるクラッチリング混みの重量かもしれず)
21フリームス 2000 不明
21カルディア 2000 約38g
フリームスは不明だけど、形状が一緒なのでカルディアより軽いってことはないか、同じはず。
ちなみに軽量モデルの参考までに・・・
19ヴァンキッシュ C2000 約28.5g
圧巻の30g切り。
というわけで、クイックレスポンスを名乗るには重いけどコアソリッド機種よりは軽く、軽量化を謳うダイワザイオンVローター機種(21カルディア)とほぼ同等の重さなので、ミラベルの値段を考えればまあ順当に上等かなって印象でした。
ローターの話はおしまい。
で、買ったミラベルにはいきなりバラバラになってもらった。

スプールは27g。

ハンドルは約20.5gと意外と軽く、もうちょっと重いかと思ってたのでびっくり。
16ストラディックCI4+のと変わらなかった。
全分解して・・・

主要部4個のベアリングは洗浄してIOS-02をインストール。
もっと軽いオイルも考えたけど、やっぱノイズ消しもできる02で。
オシュレートギア軸もIOS-02で、歯にSHIP-0。
メインギアは城峰釣具店のPグリス01、メインシャフトもIOS-02で組みました。
ちなみにギアグリスがメインシャフトに付くと、ベアリングがどうの、ローターがどうのとか言ってるのがバカらしくなるぐらい巻きが重くなるので注意。

また、オシュレートギアの下のブッシュにハメてオシュレートギアと連動するようになっているブッシュバネを除去。
どう考えても回転の抵抗になるし、どうしてこのパーツが必要なのか俺にはわからなかった。
ノイズ消しのため・・・?わからん。
ブッシュバネを除去するだけで回転の軽さは上がります。
自分の環境では何か不都合は起きてないですし、構造的に何かが起きるとは思えませんが、まあ真似は自己責任で。
惜しいと思うのが、同じ価格帯で同じS字カム機種の18レガリスだと、オシュレートギアにベアリングが入っているのです。
もしミラベルもここがベアリングなら、もっと巻きが軽くなるのに・・・

オシュレート絡みでもう一つ、摺動子ガイドの棒を液体コンパウンドで研磨。
この作業は自分のリールでは初めてやってみたけど、作業前の表面を爪でひっかいてみるとザラザラと雑な仕上がりをしていたので、恐らく磨いた意味は多少はある気がする。
この作業だけを切りだして、作業前と後での感触を確かめられなかったのが残念。
この液体コンパウンドはリールのパーツ磨くときに良いよって知り合いに教えてもらったんだけど、車やバイクいじりするわけでもないので、俺の人生10回分ぐらいの量があってとても使いきれる気がしない。
ボディはパパッと組み上げて、ドラグ部は城峰釣具店のユルネバをインストール。

ミラベルはベアリング支持じゃないけどさ、ドラグコンディションを保ってればベアリング入ってなくてもちゃんと糸出るから、どんなリールでもドラグメンテナンスはマメにした方がいいぞ。
グリス切れやフェルト死にでドラグコンディション最悪、糸の出がクッソ悪いのに、俺の(ここにお高いリールの名前が入ります)はドラグが最高でよーとか言ってると、ちょっとカッコ悪いからね。
そんなんと比べたら俺のミラベルの方が糸切れんて。
最後に、ラインローラーにベアリングを追加。

740ZZサイズ。
中のラインローラーカラーと入れ替えればOK。
隙間が空くので、市販のベアリング追加セットなどを見てみると追加でカラーやワッシャーを隙間に入れてるのが正解?のようだけど、構造上隙間を埋めなくてもパーツはガタつかないから俺はベアリング入れるだけで済ませた。
重量バランスが崩れて早巻きすると多少ブレを感じるようになる(エリアトラウトで普通に釣りするスピードなら無問題)ので、やるなら自己責任で。
そして組み上げたのがこちら。

ミラベル本体よりもお高いファンネルも付けてみた。
色がマッチしてるので全く違和感ねえな。
初期状態よりちょっと巻きが軽く、スムース&シルキーに仕上がりました。
S字カムの上下のカチカチが気になるけど、もう宿命みたいなもんだからそこは諦める。
早速使ってみた。
ハンドルはファンネルの45mmじゃなくて40mmにしたかったから、余ってたソアレので。

1.5ポンドのフロロを巻いてスプーン・クランクで30匹ぐらい釣ってみた。
リトリーブ中のノイズ・違和感は無く問題なし。
やはり上位クイックレスポンス機種と比べると巻きの軽さは劣るかな。
21アルテグラと巻きを比べたら、ミラベルの方が明確に軽い。
(そもそも、どう考えても仕様がワンランク上で普通ならそっちを買うであろうアルテグラを選ばなかったのって、店頭でアルテグラを巻いてみたときに巻き重りが許容範囲を完全に越えてたからなんだよね。個体差を考慮していろんな店で触ったけど、どれもミラベルに及ばなかった。)
ただし、魚を掛けたときにモロに価格差が露呈して、巻き上げパワーの無さゆえの巻き重りがある。
重いって言っても、上位機種のハイギアリールで魚を掛けたときよりは軽いかなぐらい。
んー、まあ、いうて1万のリールだからな・・・
メインにしてるリールと比べるとそりゃ全然・・・
だけど、いや、でも充分こいつで戦えるわ。
たった1万のリールでこんなに良いもんが使えるのかと考えると、リールの進化は凄まじい。
というわけで俺はこのカスタムした(と言うほどのことはしてないが)ミラベルでエリアガチ勢を薙ぎ払っていくからな。
もしトーナメントに出て上位になったらタックル紹介でミラベル出てくるからな。
2020年06月12日
2020年PENN新製品Battle III登場!
だいたい毎年6~7月頃がPENNの新製品の発表タイミングだったのですが・・・
今年はバトル3が出るようです。
ちなみにこの記事公開時点ではPENNオーストラリア公式HPのみで公開されていて、本家サイトでは未公開状態。
まあ本社はコロナの影響でしばらくストップしてたっぽいからそのうちかな・・・
初代が確か2012年、バトル2が2015年発表で5年ぶりのモデルチェンジ。
PENNのキャッチコピー(?)であるLet The Battle Beginにもその名が刻まれ、安くて使えるSWリールとしてマイナーながらもそこそこの地位を築いた機種です。
オフショア仲間も結構使ってましたし、船上でもたまに見かけたかな。
ラインナップは1000~10000番と超大型番手の10000番が増え、また4000、6000、8000番にはハイスピードモデルも加わりました。


変わらない金黒デザイン。

HSモデルはスラマー3のHSモデルと同じく赤黒デザイン。
パッと目を引くのはスプールのデザインとハンドルノブ。
スプールのブランキングが丸穴から鋭角な形になりました。
昨年出た下位モデルのフィアース3と似たタイプのデザインで、結構モダンな感じになって僕は好きです。
またハンドルノブがラウンドタイプになったのも好印象。
なのですが、AUモデルは2500~8000番までラウンドタイプの写真になっていますが、通販サイトのUSモデルでは1000番がI字ノブ、2500~4000番までT字ノブ、5000~8000番がラウンドノブの写真となっているため、国ごとのモデルで違いがあるようです。
10000番はどちらの国のモデルでもラグビーボールタイプになっています。
USモデルの4000番に関してはノーマルギアとハイギアで公表されている自重に違いがあるため、スラマー3でそうであったようにそれぞれ違う形のハンドルノブを採用している可能性があります。
発表されているスペックは以下の通り。
・フルメタルボディ+サイドプレート+ローター
・HT-100ドラグワッシャー
・5+1ベアリング
・IAR
・頑丈なアルミベールワイヤー
・スーパーラインスプール
・ラインキャパシティリング
ザ・PENNって感じで取り立てて前モデルと変わったところは無く・・・
ギアがCNC加工になったことで、亜鉛からアルミかブラスギアになったのかな?
あと全体的に前モデルより軽量化されてる。
個人的に買うならと思った番手のスペックはこんな感じ。
○4000HS
・自重12.8oz、362.8g
・ギア比7.0、巻き上げ109cm
・最大ドラグ6.8kg
・糸巻き量PE2号300mクラス
・通販サイトJ&Hの価格で124.95ドル(1万3~4千円ぐらい)
シイラ・カツオ・サワラのキャスティングにうってつけな中型ハイギアモデル。
シマノXG、ダイワSHモデルですらギア比6.2ぐらいなので巻き重りしそうですが、この巻き取りの速さは魅力。
○6000
・自重20.8oz、589.6g
・ギア比5.6、巻き上げ104cm
・最大ドラグ11.3kg
・糸巻き量PE4号300mクラス
・通販サイトJ&Hタックルの価格で134.95ドル(1万4~5千円ぐらい)
近海ジギングなら6000番でしょうか。
○6000HS
・自重20.8oz、589.6g
・ギア比6.2、巻き上げ119cm
・最大ドラグ11.3kg
・糸巻き量PE4号300mクラス
PE4号クラスのキャスティングならこれ。
ブリトップやそこまで大きくないキハダなどに良さそう。
日本での価格次第ですが、対抗馬がスフェロスSWとBGなら充分戦えそうなリールだと思うんですけど、ピュアフィッシングさんどうですかね。
スラマー3以降の製品が日本での取り扱い無いですけど・・・
今年はバトル3が出るようです。
ちなみにこの記事公開時点ではPENNオーストラリア公式HPのみで公開されていて、本家サイトでは未公開状態。
まあ本社はコロナの影響でしばらくストップしてたっぽいからそのうちかな・・・
初代が確か2012年、バトル2が2015年発表で5年ぶりのモデルチェンジ。
PENNのキャッチコピー(?)であるLet The Battle Beginにもその名が刻まれ、安くて使えるSWリールとしてマイナーながらもそこそこの地位を築いた機種です。
オフショア仲間も結構使ってましたし、船上でもたまに見かけたかな。
ラインナップは1000~10000番と超大型番手の10000番が増え、また4000、6000、8000番にはハイスピードモデルも加わりました。


変わらない金黒デザイン。

HSモデルはスラマー3のHSモデルと同じく赤黒デザイン。
パッと目を引くのはスプールのデザインとハンドルノブ。
スプールのブランキングが丸穴から鋭角な形になりました。
昨年出た下位モデルのフィアース3と似たタイプのデザインで、結構モダンな感じになって僕は好きです。
またハンドルノブがラウンドタイプになったのも好印象。
なのですが、AUモデルは2500~8000番までラウンドタイプの写真になっていますが、通販サイトのUSモデルでは1000番がI字ノブ、2500~4000番までT字ノブ、5000~8000番がラウンドノブの写真となっているため、国ごとのモデルで違いがあるようです。
10000番はどちらの国のモデルでもラグビーボールタイプになっています。
USモデルの4000番に関してはノーマルギアとハイギアで公表されている自重に違いがあるため、スラマー3でそうであったようにそれぞれ違う形のハンドルノブを採用している可能性があります。
発表されているスペックは以下の通り。
・フルメタルボディ+サイドプレート+ローター
・HT-100ドラグワッシャー
・5+1ベアリング
・IAR
・頑丈なアルミベールワイヤー
・スーパーラインスプール
・ラインキャパシティリング
ザ・PENNって感じで取り立てて前モデルと変わったところは無く・・・
ギアがCNC加工になったことで、亜鉛からアルミかブラスギアになったのかな?
あと全体的に前モデルより軽量化されてる。
個人的に買うならと思った番手のスペックはこんな感じ。
○4000HS
・自重12.8oz、362.8g
・ギア比7.0、巻き上げ109cm
・最大ドラグ6.8kg
・糸巻き量PE2号300mクラス
・通販サイトJ&Hの価格で124.95ドル(1万3~4千円ぐらい)
シイラ・カツオ・サワラのキャスティングにうってつけな中型ハイギアモデル。
シマノXG、ダイワSHモデルですらギア比6.2ぐらいなので巻き重りしそうですが、この巻き取りの速さは魅力。
○6000
・自重20.8oz、589.6g
・ギア比5.6、巻き上げ104cm
・最大ドラグ11.3kg
・糸巻き量PE4号300mクラス
・通販サイトJ&Hタックルの価格で134.95ドル(1万4~5千円ぐらい)
近海ジギングなら6000番でしょうか。
○6000HS
・自重20.8oz、589.6g
・ギア比6.2、巻き上げ119cm
・最大ドラグ11.3kg
・糸巻き量PE4号300mクラス
PE4号クラスのキャスティングならこれ。
ブリトップやそこまで大きくないキハダなどに良さそう。
日本での価格次第ですが、対抗馬がスフェロスSWとBGなら充分戦えそうなリールだと思うんですけど、ピュアフィッシングさんどうですかね。
スラマー3以降の製品が日本での取り扱い無いですけど・・・
2020年05月21日
PENN スピンフィッシャーVI5500買っちゃった

my new gear...
中古なんですが出物があったため、IYHしてしまいました。
自重524g
ギア比5.6、最大巻き取り99cm
MAXドラグ11.3kg
糸巻き量PE4号300m(スプールパツパツに巻いてジギングでの使用&PEの中でも標準~細い方の糸の場合。3号300mだとちょっと下巻きが必要。)
というスペック。

ハンドルをくるくるしてみると、確実に前モデルSSVより回転は軽いです。
それと全国300万人を数えるという熱心なPENNファンの方なら既にお気づきかと思いますが、そう、ハンドルが違いますね。
前オーナーの方の説明では純正ハンドルの代わりにスラマーIIIのハンドルが付けてあるそうで。

元々金黒配色だったため全く違和感はありませんし、SSVもハンドルはゴールドでしたな。
SSVI純正ノブは平T字なので、ラウンドノブが使えるこのカスタムは本当にありがたい。
スラマーハンドルがポン付け出来るのか、ハンドル軸を移植して付けるのか聞き忘れましたが・・・
とにかくハンドルが気にいらない人もコレで解決できるようですよっと。

スプール受けはシンプルにノーベアリング、スラマードラグも無し。
その点はSSVよりダウングレードしちゃったけど、俺はどうにも大物に恵まれないので特に支障はないな!!!
どうして大物が釣れないんですか?
どうして・・・
どうして・・・

ラインローラーの形はツイストバスターめいている。
ベアリング内蔵。

ラインストッパー装備・・・なんだけど、50ポンドリーダーを付けてしまうと挟むのに一苦労。
一応挟めるけど、これ単純に挟みにくいです。
スプールバンド用意した方がいいなこりゃ。

ギアは真鍮のピニオンにアルミのメインギア。
6500番以上は真鍮メインギアになるようです。
アルミには軽さのメリットがあり、真鍮には巻き心地のメリットがあるとざっくり認識してまして、5500以下は軽さを重視したんでしょうかね。
もしかすると6500の真鍮ギアを5500に入れることが出来るのかも(その逆も)しれません。
誰かやってみて!違ったらごめんね!
(でもクロスワインドギアがそれぞれ違うから、クロスワインドギアの径や歯数が違ったらこれ無理だわ・・・)
やっぱりクロスワインドギア違うから無理って公式が言ってた。
あとダイワやシマノみたいにローター外さなくても内部にアクセスできるのはいいよね。

15ツインパワーSW6000番とのサイズ比較。
ボディは気持ちSSVIの方が大きく、ローターとスプールは明らかにSSVIがワンサイズ大きい。

15ツインパワーSW8000番とのサイズ比較。
ボディは明らかにTPSWの方が大きく、ローターは気持ちTPSWの方が大きい程度。
というわけで、SSVI5500番はラインキャパはシマノ8000番クラスではあるものの、シマノに比較してややコンパクトなボディが付いてる感じです。
その分自重が軽くなり、524gはオフショアで使う4号300mクラス最軽量ではないでしょうか。
ちなみにステラSW8000番で625g、ツインパワーSW8000番で635g。
全くの杞憂でした。
600m巻いたのは、3号を巻いたため下巻きが一発で合わず2回巻く羽目になったからや。
ある程度魚掛けて思ったんですがやっぱ全然パワー無いです。
ツインパワーSW8000HGだとゴリゴリ巻ける程度の魚でもハンドル止まります・・・。

TPSW8000とのスプール比較は、若干TPSWの方が大きい。
TPSWもSSVIもギア比は5.6で、スペック上の巻き上げ量は107cmと99cmと開きがあるため、スプールサイズで差が出ているのかと思いきや・・・
シマノスプールの落とし穴として、巻き上げ量はスプールの最外径で算出している点があります。
が、だいたいの人はスプールいっぱいまで糸を巻かず、AR-Cスプールの傾斜が始まるところまででラインを巻いていると思われます。よね?
するとシマノリールの巻き上げ量は実際はもうちょっと少なくなるわけで・・・
というわけで、TPSWは傾斜の始まるところまで、SSVIの方はフルに巻いたとすると、糸巻き面の径はそれほど差は無くなると思われます。

というわけで実測してみました。
ちなみに自分のTPSWは少し糸を切ってしまい、スプールリングの内側の金色の部分がちょっと見える程度になっています。
この状態でハンドルひと回転何cm巻けるのかを実際に計ってみると、なんとたったの96cm。
カタログスペック上107cm巻けるはずなのに・・・
100cmぐらいは巻けてると思ってた・・・
で、SSVIの方はと言うと、実測97cm。
TPSWの方が糸が少ないのを考慮しても、僅かとはいえ逆転しちゃったかー・・・。
ってことで、実際それほどの差は出ていないと思います。
というわけで、PE4号が300m巻けて、同ラインキャパのシマノ8000番より100gほど軽く、8000HGリールに近い巻き取りスピードを持っている。
ここだけを見ると、これは刺さる人には刺さりそうですね~。
まだ実際に使用してないのでどんなもんかわかりませんが・・・
使うのが楽しみだ~。
2020年03月08日
2020年PENN新製品Clash II登場!
なんか出る素振りもないまま(気づかなかった)Youtubeの新着動画で来てるやんって気づいたわけですが、Clashがモデルチェンジして2代目が発売されます。
公式WEBサイトはコチラ


真っ黒のデザインでコンフリクトIIを思い起こさせます。
前モデルが2000~8000番のラインナップに対して、今作は1000~5000番、3000と4000のみハイギア有りとなっています。

ハイギアは赤が入っていてこれはこれで好き。
前モデルと大きく変わった点としては、オフショア向けからインショア向けへと舵を切ったこと。
インショアってなんぞや?って話ですが、ざっくり言えば日本で言うベイエリアの釣りといいますか、ボートシーバスや湾内・沿岸域の青物、浜名湖のボートフィッシング的なもので、日本のリールで言えば汎用機種、ストラディックとかカルディアとか、オフショア専用でない普通のリール、ですね。
気になる性能面ですが・・・
○Full Metal Body and sideplate
メタルボディ
○CNC Gear™ technology
CNC加工のギア
アルミ/真鍮メインギア、真鍮ピニオンギアとの言及があります。
かつての機種でも番手によってアルミと真鍮のギアを使い分けてきたので、5000番だけブラスギア・・・とかかも?
そこまでは不明ですが。
○HT-100™ carbon fiber drag washers
PENNと言えばコレのHT-100ドラグ
○8+1 stainless steel bearing system
8+1ベアリング
○Clutch Armor System
防水・防塵機構らしいです
○Leveline® Slow Oscillation System
スローオシュレーションでライントラブル減!
らしいですが、本当にトラブル無いんかー?ほんとかー?
○Hydrophobic Line Roller Bearing
ラインローラーベアリングの防水機構
3000/4000番のみパドルタイプとラウンドタイプのノブが付属。
ハイギアの3000HS/4000HSはラウンドノブのみ。
価格帯は209.95 - 249.95ドル
3月9日発売。明日やんけ。
通販サイトでは4月下旬となっているので、新型肺炎関連で遅れてるのかも?
って感じで、印象としてはクラッシュ2日本でも売れるんじゃないの?と贔屓目に見れてしまう感じです。
どうですかねピュアフィッシングさん。
同じくPENNのインショア向けリールとしてはコンフリクトIIがあるのですが、何が違うの?
コンフリクトIIは樹脂ボディ+金属サイドプレートの軽量機路線、特に目立つ防水機構も無しのシンプルなリールでした。
クラッシュIIはメタルボディに防水機構ありと、グレードアップした上位機種として差別化できています。
ただ、まだクラッシュIIの重量が公開されていないのが気になるところ。
動画内でもライトウエイトリールとの言及があるため、そこそこ軽いリールには仕上がっていると思うのですが・・・
極端に重くなければ、2500番あたり買ってみたい。
円高70円ぐらいにならんかな。
公式WEBサイトはコチラ


真っ黒のデザインでコンフリクトIIを思い起こさせます。
前モデルが2000~8000番のラインナップに対して、今作は1000~5000番、3000と4000のみハイギア有りとなっています。

ハイギアは赤が入っていてこれはこれで好き。
前モデルと大きく変わった点としては、オフショア向けからインショア向けへと舵を切ったこと。
インショアってなんぞや?って話ですが、ざっくり言えば日本で言うベイエリアの釣りといいますか、ボートシーバスや湾内・沿岸域の青物、浜名湖のボートフィッシング的なもので、日本のリールで言えば汎用機種、ストラディックとかカルディアとか、オフショア専用でない普通のリール、ですね。
気になる性能面ですが・・・
○Full Metal Body and sideplate
メタルボディ
○CNC Gear™ technology
CNC加工のギア
アルミ/真鍮メインギア、真鍮ピニオンギアとの言及があります。
かつての機種でも番手によってアルミと真鍮のギアを使い分けてきたので、5000番だけブラスギア・・・とかかも?
そこまでは不明ですが。
○HT-100™ carbon fiber drag washers
PENNと言えばコレのHT-100ドラグ
○8+1 stainless steel bearing system
8+1ベアリング
○Clutch Armor System
防水・防塵機構らしいです
○Leveline® Slow Oscillation System
スローオシュレーションでライントラブル減!
らしいですが、本当にトラブル無いんかー?ほんとかー?
○Hydrophobic Line Roller Bearing
ラインローラーベアリングの防水機構
3000/4000番のみパドルタイプとラウンドタイプのノブが付属。
ハイギアの3000HS/4000HSはラウンドノブのみ。
価格帯は209.95 - 249.95ドル
3月9日発売。明日やんけ。
通販サイトでは4月下旬となっているので、新型肺炎関連で遅れてるのかも?
って感じで、印象としてはクラッシュ2日本でも売れるんじゃないの?と贔屓目に見れてしまう感じです。
どうですかねピュアフィッシングさん。
同じくPENNのインショア向けリールとしてはコンフリクトIIがあるのですが、何が違うの?
コンフリクトIIは樹脂ボディ+金属サイドプレートの軽量機路線、特に目立つ防水機構も無しのシンプルなリールでした。
クラッシュIIはメタルボディに防水機構ありと、グレードアップした上位機種として差別化できています。
ただ、まだクラッシュIIの重量が公開されていないのが気になるところ。
動画内でもライトウエイトリールとの言及があるため、そこそこ軽いリールには仕上がっていると思うのですが・・・
極端に重くなければ、2500番あたり買ってみたい。
円高70円ぐらいにならんかな。
2019年07月19日
2019年のPENN新製品
今年もICAST(アメリカのフィッシングショー)が終わり、各社新製品が発表されましたねー。
PENN党員の一人として、今年のPENNの新製品は何が来るかなーってやきもきしてました。
でも、主力のラインナップはどのリールもモデルチェンジするにはまだ早いな、と思っていたので、全く新しい注目モデルが出るか、大した目玉もないか・・・
今回はまあ、個人的には後者でした。
そんな新製品、まずは
FIERCE III 公式WEBはコチラ

バトルの下位機種の位置づけだったフィアースがモデルチェンジし、三代目になりました。
ブラックにレッドという基本カラーは変わらず、遠目にセフィアの新型って言われたら信じちゃいそうな感じです。
スプールの模様がモダンになったので、あまり安っぽくは見えないですね。
前モデルのフィアースII同様1000~8000番のサイズ展開。
またフィアースIIが$50.96 - $89.99の価格だったのに対して、フィアースIIIは$59.95 - $99.95と、ちょっと値上がりしました。
大きな変更点はドラグワッシャーの材質。
オイルフェルトからHT-100カーボンワッシャーになりました。
メタルボディ+サイドプレートという、この価格帯では貴重な剛性重視の素材にHT-100ドラグの組み合わせ。
安価なオフショアリールとして押さえるべきところは押さえた感があり好感が持てます。
またライブランナーモデルも同じくモデルチェンジ。

海の向こうならいざ知らず、国内では鯉とかタマンみたいなぶっこみ釣りぐらいしか使わないモデルだし、日本じゃ全く売れんやろうなぁ・・・
でもこの価格帯で剛性感あるボディとまともなドラグって、ニッチ需要が無きにしも・・・?
安価なぶっこみリールの○ロスキャストとか、負荷掛けるとグネグネ曲がっちゃうからね。
お次は・・・
WRATH 公式WEBはコチラ

名前訳:憤怒という超イカしてる新モデルです。
バトルとかコンフリクトとかウォーフェアとか、メタラーが喜びそうな攻撃的なネーミングが多いPENNですが、これまたメタラーが喜びそうな強そうなリールネームです。
見た目がなんか安っぽいなと思うのも納得の価格帯、お値段なんと$29.99 - $49.99。
ボディ素材はやっぱりの樹脂ボディ。
ただ、2500番の29.99ドル(現在だいたい3200円ちょい)という値段を考えると・・・
いや、逆にだいぶアリな見た目でしょうか。
そして・・・
FATHOM II 公式WEBはコチラ

両軸のファゾムスタードラグがファゾムIIに進化。
ハイギアとパワーギアのラインナップがありますが左ハンドルはなし。
15番のみ外部調整マグブレーキ搭載、ベアリングチューンのキャスティング専用モデルが出ます。
公式サイトではダブルハンドルが付いているのが見えますが、ICASTでの動画ではシングルハンドル。
まだ仕様が固まってないのか?
まあ左ハンドルが無い時点で僕の興味はファゾムを置き去りにし宇宙の誕生について思いを馳せてしまうので特に書くことはないです。
あと両軸既存モデルのTorque Lever Drag 2 Speedにシルバーカラーが出るらしいですね。
金じゃアカンのか。
そんな感じでパッとしない今年の新製品リールネタでした。
ところで俺PENN党員って言ってるわりに、もう2台しかPENNのリールが手元にないうえ、その片方も壊してしまった・・・
3年前に買ったPENN 2000 スピードシフターなんだけど・・・

ナマズ釣りに使っていたところ、キャストした瞬間・・・
バギン!
ギイイイイイイィィィィィィィィィィィィィ!
どうも釣りしている間にフリッピングスイッチに触れて、オンになったままキャスト。
一番力が掛かるタイミングの圧倒的パワーに耐え切れず、スプール軸とスプールが分離。

(一切固定されない)ウルトラキャストスプールみたいな状態に・・・。
かなしみ・・・
どうしてうっかり触っちゃいそうなサムバーの下にフリッピングスイッチがあるんですか・・・
どうして・・・どうして・・・
そのうち金属にも使える接着剤を買ってきてくっつけてみますが、接着剤だけで固定されている構造上再発の可能性も。
どうなるかわからん。
せっかくカスタムハンドルまで付けてしまったので復活させてはあげたいが。
多分誰の参考にもなりませんが、このリールのハンドル穴は8x5mmだったのでダイワ・アブ系のハンドルがそのままポン付けできます。
さらにスタードラグとハンドルの間にスピードシフトダイヤルがあるため、なんとクランクハンドルが使えます。
このリールをお持ちの方は是非カスタムしてみてください。
ちなみにこのリールの使い心地というか投げ心地、めっちゃエエんです。
とてもオールドリールとは思えないキャスタビリティに加え、全くバックラッシュしない。
普段使ってるベイトリールと比べちゃうとまあ・・・だけど、ぶっちゃけ投げてみてビックリしたわ。
すげえよPENN。いや、この場合これを製造した日本のどこかの会社か?(日本製です)
いかがでしたか?(略)
PENN党員の一人として、今年のPENNの新製品は何が来るかなーってやきもきしてました。
でも、主力のラインナップはどのリールもモデルチェンジするにはまだ早いな、と思っていたので、全く新しい注目モデルが出るか、大した目玉もないか・・・
今回はまあ、個人的には後者でした。
そんな新製品、まずは
FIERCE III 公式WEBはコチラ

バトルの下位機種の位置づけだったフィアースがモデルチェンジし、三代目になりました。
ブラックにレッドという基本カラーは変わらず、遠目にセフィアの新型って言われたら信じちゃいそうな感じです。
スプールの模様がモダンになったので、あまり安っぽくは見えないですね。
前モデルのフィアースII同様1000~8000番のサイズ展開。
またフィアースIIが$50.96 - $89.99の価格だったのに対して、フィアースIIIは$59.95 - $99.95と、ちょっと値上がりしました。
大きな変更点はドラグワッシャーの材質。
オイルフェルトからHT-100カーボンワッシャーになりました。
メタルボディ+サイドプレートという、この価格帯では貴重な剛性重視の素材にHT-100ドラグの組み合わせ。
安価なオフショアリールとして押さえるべきところは押さえた感があり好感が持てます。
またライブランナーモデルも同じくモデルチェンジ。

海の向こうならいざ知らず、国内では鯉とかタマンみたいなぶっこみ釣りぐらいしか使わないモデルだし、日本じゃ全く売れんやろうなぁ・・・
でもこの価格帯で剛性感あるボディとまともなドラグって、ニッチ需要が無きにしも・・・?
安価なぶっこみリールの○ロスキャストとか、負荷掛けるとグネグネ曲がっちゃうからね。
お次は・・・
WRATH 公式WEBはコチラ

名前訳:憤怒という超イカしてる新モデルです。
バトルとかコンフリクトとかウォーフェアとか、
見た目がなんか安っぽいなと思うのも納得の価格帯、お値段なんと$29.99 - $49.99。
ボディ素材はやっぱりの樹脂ボディ。
ただ、2500番の29.99ドル(現在だいたい3200円ちょい)という値段を考えると・・・
いや、逆にだいぶアリな見た目でしょうか。
そして・・・
FATHOM II 公式WEBはコチラ

両軸のファゾムスタードラグがファゾムIIに進化。
ハイギアとパワーギアのラインナップがありますが左ハンドルはなし。
15番のみ外部調整マグブレーキ搭載、ベアリングチューンのキャスティング専用モデルが出ます。
公式サイトではダブルハンドルが付いているのが見えますが、ICASTでの動画ではシングルハンドル。
まだ仕様が固まってないのか?
まあ左ハンドルが無い時点で僕の興味はファゾムを置き去りにし宇宙の誕生について思いを馳せてしまうので特に書くことはないです。
あと両軸既存モデルのTorque Lever Drag 2 Speedにシルバーカラーが出るらしいですね。
金じゃアカンのか。
そんな感じで
ところで俺PENN党員って言ってるわりに、もう2台しかPENNのリールが手元にないうえ、その片方も壊してしまった・・・
3年前に買ったPENN 2000 スピードシフターなんだけど・・・

ナマズ釣りに使っていたところ、キャストした瞬間・・・
バギン!
ギイイイイイイィィィィィィィィィィィィィ!
どうも釣りしている間にフリッピングスイッチに触れて、オンになったままキャスト。
一番力が掛かるタイミングの圧倒的パワーに耐え切れず、スプール軸とスプールが分離。

(一切固定されない)ウルトラキャストスプールみたいな状態に・・・。
かなしみ・・・
どうしてうっかり触っちゃいそうなサムバーの下にフリッピングスイッチがあるんですか・・・
どうして・・・どうして・・・
そのうち金属にも使える接着剤を買ってきてくっつけてみますが、接着剤だけで固定されている構造上再発の可能性も。
どうなるかわからん。
せっかくカスタムハンドルまで付けてしまったので復活させてはあげたいが。
多分誰の参考にもなりませんが、このリールのハンドル穴は8x5mmだったのでダイワ・アブ系のハンドルがそのままポン付けできます。
さらにスタードラグとハンドルの間にスピードシフトダイヤルがあるため、なんとクランクハンドルが使えます。
このリールをお持ちの方は是非カスタムしてみてください。
ちなみにこのリールの使い心地というか投げ心地、めっちゃエエんです。
とてもオールドリールとは思えないキャスタビリティに加え、全くバックラッシュしない。
普段使ってるベイトリールと比べちゃうとまあ・・・だけど、ぶっちゃけ投げてみてビックリしたわ。
すげえよPENN。いや、この場合これを製造した日本のどこかの会社か?(日本製です)
いかがでしたか?(略)
2018年06月23日
PENN新製品、スピンフィッシャーVI登場!
今年も新製品の季節がやってまいりました。

PENN公式チャンネルで新型スピンフィッシャーの動画が配信されました。
第六世代、スピンフィッシャーVIです。
見た目、前モデルからそんなに変わってませんね・・・
金と黒の伝統的なカラーリングも健在。
サイズ展開は2500番から10500番。
サーフキャスティングモデル、ベイトランナーモデル、ベールレスモデルもあり。
日本で一番需要ありそうなのは6500番だと勝手に思っているので以下6500番のスペック。
ドラグMAX30ポンド(約13.6キロ)
自重22.3オンス(約632グラム)
6ベアリング
ギア比5.6
最大巻き上げ42インチ(約107cm)
199.95ドル
前モデルより巻き上げがやや速くなり、サイズ的にもシマノ8000HGとほぼ同クラスになりました。
キャスティング、ジギングどちらでも活躍しそう。
J&Hでの販売価格を持ってきたけど、前モデルから40ドルほど値上がりしてますな。
ピュアフィッシングでの国内販売はあるのかないのか・・・
まだ公式ウェブサイトにページもできてないし、あとは続報待ちってことで。

PENN公式チャンネルで新型スピンフィッシャーの動画が配信されました。
第六世代、スピンフィッシャーVIです。
見た目、前モデルからそんなに変わってませんね・・・
金と黒の伝統的なカラーリングも健在。
サイズ展開は2500番から10500番。
サーフキャスティングモデル、ベイトランナーモデル、ベールレスモデルもあり。
日本で一番需要ありそうなのは6500番だと勝手に思っているので以下6500番のスペック。
ドラグMAX30ポンド(約13.6キロ)
自重22.3オンス(約632グラム)
6ベアリング
ギア比5.6
最大巻き上げ42インチ(約107cm)
199.95ドル
前モデルより巻き上げがやや速くなり、サイズ的にもシマノ8000HGとほぼ同クラスになりました。
キャスティング、ジギングどちらでも活躍しそう。
J&Hでの販売価格を持ってきたけど、前モデルから40ドルほど値上がりしてますな。
ピュアフィッシングでの国内販売はあるのかないのか・・・
まだ公式ウェブサイトにページもできてないし、あとは続報待ちってことで。
タグ :PENN
2018年03月31日
PENNスラマーIIIとクラッシュが国内販売開始
今やほとんどPENNリールを手放し、実働はCFTII1機のみにもかかわらずPENNの動向が気になってしまいます。
本国での発表から遅れることそれぞれ2年と3年・・・
満を持して(?)ピュアフィッシングジャパンからリリースです。
スラマーIIIには昨年ハイスピードモデルも追加され、今回のPFJのラインナップにもしっかり入っています。
ペンといえば金黒カラーリングが定番ですが、このHSモデルの赤黒も実にイイですね。
もうちょっと赤がドス黒系であれば禍々しい書体で忍殺のペイントを入れるところです。

ペンの6500番でだいたいシマノ8000~14000番サイズなのですが、このハイギアモデルSLAIII6500HSはハンドル1回転で121cmの巻き取りと、かなり高速リトリーブが可能となっています。
現行のシマノ14000XGには及びませんが、09ツインパSWにあった12000HGとほぼ同じスピード。
青物トップゲームに使えと言わんばかりに狙ってきたモデルです。
この価格帯でPE5号300m入るハイスピードモデル、かなりアリなのでは・・・?

そう、国内販売の価格がね・・・安いんですよ。
国内版出るなら定価3万ちょいぐらいかなーと思ってたら、6500HSで26,500円。
思わずオッて言っちゃいましたね。ブラストやバイオSWよりも安い。
参考までに現時点で米尼での価格が284.93ドルで、送料込みで計算すると海外通販で3万5千円近くかかる模様。
ちなみにバトルII6000番の定価18,500円に対し、明らかに上位機種であるクラッシュ6000が19,500円とその差僅か1000円。
これが本国での価格はバトルII6000が$119.95に対してクラッシュ6000が$239.95。
元々2倍近い金額の差があるモデルが、たった1000円差。
これはそもそもバトルIIとSSVが元値に比べかなり高かったのですが、今回投入された2機種は既存モデルみたいな値段付けてたら売れねーから控えめで行こうとなったのか・・・
そこんとこは神とPFJのみぞ知る所・・・
あとスペック表を見ていくと、どうやらSLAIIIのノーマルギアモデルとハイスピードモデルで糸巻き量も変わるようです。
6500番ノーマルが4号300m、HSが5号300m。
なんで同じ番手なのに差を付けたん?
まあ太い糸巻けるに越したことは無いのでいいのですが。
じゃあノーマルギアの替えスプールにHSのスプール用意して糸巻き量を増やすこともできる・・・?
あと気になったのは自重。
PFJのページでは6500HSで728gとなっていますが、PENN公式では24.7オンス・・・約700gなはず。
できればちょっとでも軽い方がいいのでPENN公式が合ってるといいなぁ。
考えられるのは、ハンドルノブが2タイプ付属しているため、それぞれ違う方を取り付けた場合の重量で出しているとか・・・?
ないか。
最後に、SLAIIIは昨年末にマイナーチェンジがありました。
ブッシュで受けていたラインローラーにベアリングが入るようになったとのことです。
こちらのストライパーズオンラインを参照。
以下引用。
We have made a change and all new production Slammers (high speeds included) now have a bearing in the line roller, which adds (1) to the bearing count originally in them. This was done late 2017.
ラインローラーはBB入りじゃないと認めない派の人も納得のマイチェン。
これで元々6+1だったベアリングが7+1になり、勿論国内版もアップデート後のモデルのようです。
既に初期型(と呼べばいいのか?)買っちゃった人はちょっと残念かもですが・・・
メタルボディ、ねじ込みハンドル、BB入りラインローラー、スラマードラグ、IPX6クラス防水とスペックだけ見ていけば結構魅力的なオフショアリールですね。
以前スピンフィッシャーVを使った経験上、これがスペックだけで実際ポンコツリールが来るようなことは無いだろうとPENNを信じられるので・・・
買っちゃうかも・・・
本国での発表から遅れることそれぞれ2年と3年・・・
満を持して(?)ピュアフィッシングジャパンからリリースです。
スラマーIIIには昨年ハイスピードモデルも追加され、今回のPFJのラインナップにもしっかり入っています。
ペンといえば金黒カラーリングが定番ですが、このHSモデルの赤黒も実にイイですね。

ペンの6500番でだいたいシマノ8000~14000番サイズなのですが、このハイギアモデルSLAIII6500HSはハンドル1回転で121cmの巻き取りと、かなり高速リトリーブが可能となっています。
現行のシマノ14000XGには及びませんが、09ツインパSWにあった12000HGとほぼ同じスピード。
青物トップゲームに使えと言わんばかりに狙ってきたモデルです。
この価格帯でPE5号300m入るハイスピードモデル、かなりアリなのでは・・・?

そう、国内販売の価格がね・・・安いんですよ。
国内版出るなら定価3万ちょいぐらいかなーと思ってたら、6500HSで26,500円。
思わずオッて言っちゃいましたね。ブラストやバイオSWよりも安い。
参考までに現時点で米尼での価格が284.93ドルで、送料込みで計算すると海外通販で3万5千円近くかかる模様。
ちなみにバトルII6000番の定価18,500円に対し、明らかに上位機種であるクラッシュ6000が19,500円とその差僅か1000円。
これが本国での価格はバトルII6000が$119.95に対してクラッシュ6000が$239.95。
元々2倍近い金額の差があるモデルが、たった1000円差。
これはそもそもバトルIIとSSVが元値に比べかなり高かったのですが、今回投入された2機種は既存モデルみたいな値段付けてたら売れねーから控えめで行こうとなったのか・・・
そこんとこは神とPFJのみぞ知る所・・・
あとスペック表を見ていくと、どうやらSLAIIIのノーマルギアモデルとハイスピードモデルで糸巻き量も変わるようです。
6500番ノーマルが4号300m、HSが5号300m。
なんで同じ番手なのに差を付けたん?
まあ太い糸巻けるに越したことは無いのでいいのですが。
じゃあノーマルギアの替えスプールにHSのスプール用意して糸巻き量を増やすこともできる・・・?
あと気になったのは自重。
PFJのページでは6500HSで728gとなっていますが、PENN公式では24.7オンス・・・約700gなはず。
できればちょっとでも軽い方がいいのでPENN公式が合ってるといいなぁ。
考えられるのは、ハンドルノブが2タイプ付属しているため、それぞれ違う方を取り付けた場合の重量で出しているとか・・・?
ないか。
最後に、SLAIIIは昨年末にマイナーチェンジがありました。
ブッシュで受けていたラインローラーにベアリングが入るようになったとのことです。
こちらのストライパーズオンラインを参照。
以下引用。
We have made a change and all new production Slammers (high speeds included) now have a bearing in the line roller, which adds (1) to the bearing count originally in them. This was done late 2017.
ラインローラーはBB入りじゃないと認めない派の人も納得のマイチェン。
これで元々6+1だったベアリングが7+1になり、勿論国内版もアップデート後のモデルのようです。
既に初期型(と呼べばいいのか?)買っちゃった人はちょっと残念かもですが・・・
メタルボディ、ねじ込みハンドル、BB入りラインローラー、スラマードラグ、IPX6クラス防水とスペックだけ見ていけば結構魅力的なオフショアリールですね。
以前スピンフィッシャーVを使った経験上、これがスペックだけで実際ポンコツリールが来るようなことは無いだろうとPENNを信じられるので・・・
買っちゃうかも・・・