いきなりだが使用しているタックルのお話を書き残しておこうと思う第3弾。
今回はマイナー?なゴーセンのエリアトラウトロッド、レゾネーター。
2019年発売かな?
通常2万円台後半の価格帯です。
記憶にある限り、ゴーセンがエリアトラウトロッドを作ったのはこれが初かな?
うんこ型スプーンを出してきたときはなかなか茶目っ気あるメーカーだなぁと思ったのですが、レゾネーターはガチなやつ。
折れたらもう1本買ってもいいと思えるめっちゃ良い竿でした。
またしてもインプレが実質3行で終わってしまった。
自分が買ったのはFR602XUL。
なんかネットを見てると型番がFRで始まるのとFSRになってるのがあるっぽいんだけど、何か違いがあるのか?
そこはちょっとよくわかんなかったです。
XUL表記ですが、ティップが柔らかくベリー・バットはXUL表記にしては強めのパワー。
まあ、今どきロッドのパワー表記なんてメーカーによって(メーカー内でさえも)まちまちだし、メーカー独自表記パワーなんかも出てくると何が何やらで何の参考にもなりゃしませんが、一般的なXULというパワーから想像される柔らかく全体的によく曲がるロッドだと思っていると、気持ち強いな、と思うでしょう。
とはいえガチガチと言うほどは硬くなく、魚が掛かればしっかりバットまで負荷が乗ってきます。
柔らかいティップは、チューブラーなのにソリッドティップを思わせるほど、それに近い感覚でスッと入る繊細なティップです。
ちょっと上手く撮れなかったけどティップだけ曲げる負荷でこんな感じ。
ソリッドティップっぽいでしょう?
ロッド自重は実測66g。
まあ普通な軽さ。
なのですが・・・
ティップ側はなんと実測5g。
手持ちのロッドインプレ3本目ですが、
アイオンが約7.1g、
ファインテールが約6.9gであることを考えるとズバ抜けて軽いです。
それはロッドの振りにも大きく影響していて、振りの軽さはちょっと、
なかなか、
大した軽さです。
ロッド自重そのものがレゾネーターより軽いファインテール(約53g)と比べても、レゾネーターは振りそのものが圧倒的に軽いのです。
軽さそのものに加え、曲がったロッドの戻りが収束するのが早いです。
予備知識なしに釣具屋で触って、えっ!?何この軽さ!?って驚いて、
いったん落ち着いて、
レジへ持っていきました。
感覚的に、最近のショートレングスアジングロッドに近い振りの軽さ(ティップ側の重さがとても軽く感じられる)と言えば伝わるでしょうか。
ガイドがチタンであることに加え、ガイド個数が7個というのが軽さの秘訣かな。
最近のロッドってだいたいガイドは9個だもんね。
この振りの軽さを体感してしまうと、他のメーカーのロッドもガイド7個でええんやない・・・?
って思わないでもない。
軽さはそのまま感度に直結して、細かい情報も拾えている気がします。
で、アジングに使ってみたら、アジングロッドを買う必要を感じないぐらいには普通にアジが釣れました。
乗せ掛けで言うと、どっちも出来る感じ。
掛けにいってもいいしそのまま巻き続けて乗せてもいいです。
先にこのロッドを使用していたお知り合いは、巻いてれば勝手に乗るので便利、との評でした。
マイクロスプーンからクランクまで、巻きの釣りは得意な竿です。
購入してからはスプーンのメインロッドとして活躍しましたが、1本しか竿を出さないときはこれでミノーもボトムもやってました。
バット強めのファーストテーパーなので、やろうと思えば何でもできます。
合わせるラインは、フロロとエステルでしか使ってないですが・・・
フロロと合わせると曲がるティップと伸びるラインの効果で若干モサッとします。
エステルと合わせると繊細なティップが間を作ってくれるので、(全く弾かないわけじゃないけど)強いバイトも弾くことは少ないかな。
なのでほぼエステル一択で運用しています。
あとね、初めてこのTVSリールシートのロッドを使ったんですが、これ、個人的にはかなり高評価なグリップでした。
グリップ中央のブランクスルーデザインの所に中指の先が引っかかって収まるし、フロントグリップの凹んでる部分にちょうど指先が乗るので、本当に実に良く手に馴染みます。ディオじゃないけど。
そして魚を掛けてグッと握った時、小指と薬指と手のひらで保持する部分(フード+ナット部分)がちょっと太いんです。
棒状のものを握るときって、野球のバットしかり剣道の竹刀しかり、小指と薬指がキモなんですよ。
そこが太いため、しっかり手のひらと指でグリップして安定します。
意図してこのグリップにしているのなら、デザインした人はよーく釣りのことをわかっている。と思います。
で、このロッドの悪い所は自分的には特になし。
まあ、マイナーなロッドなので、実力の割に知名度の無さというのが悪い所(?)かな・・・
あとカタログ落ちしちゃった所か・・・
ロッドメーカーではないゴーセンが(恐らく)エリアロッド展開1シリーズ目でこのようなロッドを出してきたってのは、エリアのエキスパートが関わって相当練りこんで完成させてきたのが透けて見えます。
素直にゴーセンさんすごいですわ。
ちなみに、現在amazonで18,500円で買えてしまいます。
ウッソでしょ・・・価格破壊もいい所やん・・・
FATA Stick レゾネーター 602XUL