いまさらプロキャスターXその2 マグフォースVいじり&カスタム

MxTxN

2021年06月28日 04:00

無事復活したプロキャスターでナマズ釣りに行きました。


まあまあ、きちんと魚は釣れるものの・・・
投げて巻くことは出来るものの・・・
ストレスフリーとはいかず、ラインが浮ついたりバックラッシュしてしまったり。

いや、比較対象が超名機タトゥーラSVなので酷というか、そもそも比較するのがオカシイレベルなのですが・・・
サミングをしっかりすれば防げるものの、もう現代のリールに慣れきってしまった俺は着水サミングだけで釣りがしたい。

どんな状況でトラブルが起きるかはわかっていて・・・
フルキャストするときは問題なし。
近距離に「置きにいく」ようなキャストでバックラッシュ。

これはマグフォースVの特性が悪さをしているようです。
超大雑把に言えば、スプールが高回転するときに強ブレーキ、低回転で弱ブレーキになるというもの。

フルキャストするときと速度の出ないショートキャストでは、同じブレーキ設定なのに同じブレーキ力とはいかないのです。
なので、ナマズ釣りって比較的近距離にキャストすることが多いので、弱いブレーキ力しか働かずバックラッシュ。

どうしたもんかねと思った矢先に思い出す、マグフォースVのチューニング。
というかデチューン。
実は可動式ローターを固定することが出来るのです。
詳しくは他に説明されているブログがいっぱいあるので特に書きませんが・・・

バネを入れ替えて・・・こう。


常にローターが飛び出た状態となり、マグフォースVから無印マグフォースへとデチューン。


赤いパーツもう要らんやんと思ってこの後外した。

約20gのスプールから0.25g軽量化できました。多分あまり効果は無い。

これで常にマグネットのブレーキ力を得られるようになり、ほんの数m程度の「置きにいく」キャストも問題なくこなせるようになりました。
そして意外というか、ほう、そう来るか・・・となったのがブレーキ設定。

こいつのブレーキは0.5刻みで20段階設定できるのですが・・・
まずはブレーキMAXから試していき・・・
おっ、結構ブレーキ強く掛かるやんけ、とどんどん下げていき・・・

気付いたらブレーキ力0.5でした。
これが近距離でトラブル無く置きにいけて、かつ遠投してもそこそこ飛距離の出るバランスの設定。

いや0.5て。
ちなみにサミングをしっかりすれば、ブレーキダイヤルがOFFの状態でも飛ばせます。

そして、常にブレーキが掛かることによりマグフォースVのメリットであった遠投性能は犠牲に。
飛ばしたくても全然飛距離出ねえ。

それはスプールのベアリングが片側カラーなのと、ベアリングもそもそも傷んでいるのが問題ではあるので、ちゃんと回転性能を上げるべく、交換用のベアリングをポチっ。
ワイズクラフトのベアリングをインストール。


サイドプレート側はクリアランスがギチギチで結構しっかりベアリングがハマったので(逆に今度取りだすとき難儀しそう)、スリケンめいたベアリング抑えのパーツは付けませんでした。

スプールシャフトのものも交換。

これでちょっとは回転性能が良くなり、飛距離が出るはず・・・?

そして、プロキャスターがきちんと使えるリールであることがわかったので、今までナマズ釣りに使っていたPENNのスピードシフター2000とポジション交代。
PENNとダイワ・アブはハンドル軸の径が一緒だったということを思い出したので、スピードシフターに付けていた85mmハンドルをプロキャスターに移植。

これで+4BB。ラウンドノブが好きなのでこれはいいね。
ここまでイジってしまうと、中途半端になっている部分も全部カスタムしてしまえという気持ち
も・・・

プロキャスターをいじる時、コイツに金を掛けるぐらいなら最初から中古で安い上位機種買ってしまう方が・・・という考えが頭をよぎったのですが、その通りです。
07メタマグとかリール性能の割に中古相場は安いし、プロキャスターと同世代のチームダイワシリーズなんかもっと安い・・・
まあ、完全に自己満足ですわ。

残るカスタム箇所は、ゴリってるピニオンBBの新品への交換、ハンドル軸のカラーをベアリングへ交換、傷だらけ&軸がむき出しになっているみすぼらしいハンドルナットをロング袋ナットへ交換、といったところでしょうか。
あとはプロキャスターZのパーツを追加して、スタードラグを回転させたときカチカチ音が鳴るようにすることも出来るのですが、見た目に影響しないし音なんてあっても無くてもどうでもいいのでそこはパスかな。

プロキャスターXにここまでする人、なかなかおらんやろ・・・


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